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人と出会い多様な価値観に触れて、ピアニスト以外の道を見つけたい。私が一人暮らしを選ばなかった理由。




Global Student Housing

UNINEST STUDENT RESIDENCES BLOG

 

ユニネストは、東京都文京区で国際学生寮「KAMIKITA HOUSE」を運営今回は、14年間続けたピアノをやめて、北海道から東京に来た学生にインタビュー。なぜ一人暮らしのアパートではなく、KAMIKITA HOUSEを選んだのでしょうか。そして、新たな生活の中でどんな世界が広がったのでしょうか?ぜひ、最後まで読んでみてください!

 


目次







紹介写真
Kyo-ka



【なぜ一人暮らしのアパートはやめた?】


KAMIKITA HOUSE :

まずは、なぜ北海道から遠く東京に進学しようと思ったのか聴かせてくれる?


Kyo-ka :

元々、地元である北海道の情報量の少なさにコンプレックスを抱いていたこともあって…「今の自分の狭い世界から道を選択するのは正しいのか?もっと知らない世界があるのでは?」と思うようになったの。それで、まずは東京に行こう!って思ったのがきっかけかな。


KAMIKITA HOUSE :

高校生の時点でそこまで考えて悩めるのはすごいと思う!

ちなみに日本だと部屋探しといえば一人暮らしが前提で、「一般賃貸のアパート」を探す人がまだまだ多いと思うんだけど、なぜKAMIKITA HOUSEに住もうと思ったの?


Kyo-ka :

これまで会ったことがないような人と出会い、多様な価値観に触れる環境を求めてるのに、ワンルームのアパートで一人暮らしはもったいないなと。

あと、ユニネストに似た住環境として大学が運営する寮という選択肢もあったんだけど、同じ大学で似たような環境の人が集まると、どうしても内輪のコミュニティになってしまうと思って、学校も国籍も本当に多様な環境に住みたかった。





【ピアニストに縛られた人生も、狭い世界と知識で決めた将来も、もったいない!】


KAMIKITA HOUSE :

北海道から東京に来て、最初の変化は何かな?


Kyo-ka :

色々な変化はあったけど、一番は幼稚園からずっと続けてきたピアノをやめたことかな。

5歳の頃からピアノを習い始めて、小学1年生の時にはピアニストになると心に決めてた。それから東京に来るまでの14年間、ピアノを弾かなかった日はなかったんだけど(笑)


KAMIKITA HOUSE :

えー何でやめちゃったの?


Kyo-ka :

高校3年生の秋頃に進路について考えた時に、「このままピアニストとして、ピアノを弾き続けるだけの人生でいいのだろうか」「もっと他のことにも挑戦してみたい」と思うようになって、悩んだ結果ピアニストになることをやめたの。


KAMIKITA HOUSE :

自分の気持ちに正直な、その決断力がすごいね〜

その後はどうしたの?


Kyo-ka :

ピアニストの夢が消えたあと、何をやりたいかは明確に決まっていなかったから、まずは大学に入学しようと。そこから真剣に受験勉強に取り組み、浪人を経て、大学に入学!って流れ。



ピアノの演奏風景
ピアノを熱心に弾く中1の頃のKyo-ka


ピアノが全てだった時代


KAMIKITA HOUSE :

ピアノ時代のKyo-kaが気になってしまったんだけど、もっと深掘りしたいな。

ピアニストを目指してたなら、相当ピアノ漬けの毎日だったんじゃない?


Kyo-ka :

うん。ピアノとは相当ストイックに向き合ってた。公園に行ったり友達と遊んだりすることは無く、ピアノを弾く以外は全て切り捨ててきた14年間(涙)

とくにコンクール前は、寝る時間以外ずっとピアノを弾いてて、時には食べながら弾いていたことも…。ピアノを弾きすぎた結果、スポーツ選手みたいな筋肉が腕についてた(笑)。


KAMIKITA HOUSE :

凄過ぎる…それもピアノが大好きで熱中してたからできたんだろうね。


Kyo-ka :

いや、実は好きだから続けていたわけではないんだよね。

幼い頃から「何かスキルを身につけたい欲」がすごい子どもで(笑)。毎日さまざまな習い事に通わせてもらってるうちに、1番最初に芽が出たのがピアノだった。好きというより「できる」から続けていて、ピアノだったら将来につながるかも、と思って熱心に練習に取り組んでいたんだけど、今思うと戦略的な子どもだわ(笑)。


KAMIKITA HOUSE :

「できる」から続けてたとはいえ、よくそんなにストイックな生活ができたね。


Kyo-ka :

でも、ステージの上で演奏する時間は大好きだったし、本番が近づくと緊張して体調が悪くなる子どもが多かったののに、自分はもうすぐステージの上に立てると思うとゾクゾクしてた。アドレナリンが出ていたと思う(笑)。

そういう意味では嫌々では全くなかった。


KAMIKITA HOUSE :

鉄の心臓(笑)

当時憧れていたピアニストとかいる?


Kyo-ka :

辻井伸行さん!小3の時に、北海道のホールで演奏を生で聴いて衝撃的だった。

辻井さんの演奏は、圧倒的に格が違う。技術的に上手なだけでなく、人柄が演奏に表れていて。辻井さんしか奏でることができない、独特な世界観がある演奏だった。

当時は毎日ピアノを弾いているだけの生活だったから、もっと色々な経験をして、辻井さんのように人間としての厚みを磨かなきゃと思った記憶があるなぁ。この時に「もっと色々な経験をしたい」と感じたことが、ピアノをやめる選択につながってると思う。


KAMIKITA HOUSE :

ピアノをやめると言った時、ご両親は反対しなかった?


Kyo-ka :

それが、全く反対されなかった。もともとピアノは、自分から「やりたい」と自発的に始めたことだし、両親から強制されたことは一度もないから。

両親に「ピアノをやめて、別のことに挑戦してみたい」って相談したら、「ピアノでも他のことでも、Kyo-kaがやりたいことを自由にやりなさい。どちらにしても応援するよ」と言ってくれて。


KAMIKITA HOUSE :

なんて素敵なご両親!


Kyo-ka :

本当に。今考えると「なんて寛大で素晴らしい両親なんだ」と思う。コロナ禍の2021年に北海道から東京の大学に送り出してくれたのも、かなり勇気がいる決断だったと思うし。一度も「行かないで」と引き止められたことは無くて。自分もいつかこんな親になりたいな、と思うなぁ。



2人で談笑



【自分の世界を広げていく】


KAMIKITA HOUSE :

東京へ来てKAMIKITA HOUSEで生活する中で、新しく熱中するものに出会えたかな?


Kyo-ka :

今まさに探している途中かな!

さまざまな経験を通して、自分の好きなことやできることが増えていくのは楽しい。これまではピアノひとつに絞って、他のことは切り捨ててきた人生だったから、ひとつに絞らず色々なスキルを活かしている人たちを見ていると「こんな生き方もあるんだ」と非常に勉強になる。



KAMIKITA HOUSE :

その一環でKyo-kaも、『整い食堂』(入居者向けにご飯を作ってあげるサービス)を始めて、多くの住人の胃袋を支えてるよね!


Kyo-ka :

「自分も何かにチャレンジしたい、頑張っているみんなの役に立ちたい」と思って始めてみた。シェアハウスの大きなキッチンを利用して、ほとんど毎日3食、居住者の心と体を整える“おふくろの味”を作ってる。

そしてもうひとつ、スキルや経験がない年下でも、みんなに必要とされ続けたくて始めたというのもあるかな。

自分はピアノ以外のスキルはほとんど持っていないけど、料理だったらできるなと。必要な存在だと思ってもらいたいって。ここでも、戦略的に考えてるかも(笑)。


KAMIKITA HOUSE :

Kyo-kaは、年上の先輩入居者にもスッと入っていくのが上手いよね。


Kyo-ka :

そうなのかなぁ(笑)でも、幼い頃から大人と話したり、一緒に何かをしたりするのが好きな子どもだったかな。

大学でも、講義後に教授とよく話をしてる。教授は、その道のプロだから話が面白いんだよね。講義中に分からなかったことを教えてもらったり、自分が日頃考えていることを聞いてもらったりしてる。自分だけが教授の面白さを知っていると思うと、特別感があって嬉しい(笑)。そういう楽しみ方も大学生の特権だと思うな〜。



料理中




【「私と言えば〇〇」を探したい】

KAMIKITA HOUSE :

日々色々な事を吸収して、充実した毎日を送っているけど、将来はどんな大人になっていきたい?


Kyo-ka :

大人と一緒に何かをするのが好きだったけど、これからは自分も「大人」側になっていく。「Kyo-kaと言えば〇〇」のように、何かひとつのスキルや強みを身につけたいなぁ。


KAMIKITA HOUSE :

これだけ学びに貪欲で、行動力があるKyo-kaなら、自然とそういう大人になっていくと思うなぁ


Tzipporah :

そうなれるといいなー!実は理想の先輩入居者がいて、彼は、さまざまなビジネスを手がけつつ「彼と言えば筋肉」のように独自のコアな部分ははっきりとしてる。やりたいことがたくさんあって、更にやりたいことを応援してくれる人が周りにいる環境を持っている。こういう大人になれたら素敵だなって。


これからもさまざまな経験を通して人間力を磨き、「Kyo-kaと言えば…」に続く「強み」を探していく!





 

KAMIKITA HOUSE 後記 :

実はKyo-kaには変態エピソードがある。彼女は「スマホを分解する」のが好きなのだそう。秋葉原でジャンクスマホを購入して1人で家で分解し、AndroidとiPhoneの構造の違いを比較して楽しんでいるという。「分解している時間は楽しいし、気持ちが高揚する」と素敵な笑顔で語っていた(笑)

その他にも、彼女は実現したいサービスの構想に時間を費やしている。頭の中で考えていることを全てノートに書き起こしており、インタビュー時は膨大な量のノートを見せてくれた。

すでに独自のコアがあるように思うけど、まだまだ満足しない。成長に貪欲なKyo-kaの将来がとってもの楽しみだなぁ。

 





- KAMIKITA HOUSE -

KAMIKITA HOUSEのエントランスロビー



TEL:03-6379-6577 (10:00 - 17:00)



最寄りの学校

・日本大学(文理学部キャンパス) - 自転車7分

・明治大学(和泉キャンパス) - 自転車10分

・青山学院大学 - 電車14分

・東京大学(駒場キャンパス) - 電車15分

・東京農業大学(世田谷キャンパス) - 電車18分

・上智大学 - 電車25分

・立教大学(池袋キャンパス) - 電車26分

・成蹊大学 - 電車20分

・国士舘大学 - 電車20分

・早稲田大学 - 電車30分

・テンプル大学 & 昭和女子大学 - 電車27分

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